地球温暖化防止 地球温暖化防止

img_csr_csrrepo_mark_2015

基本方針

アドバンテストグループは、地球温暖化の抑制を企業の使命として、グリーン製品の提供や事業プロセスの革新により、温室効果ガスの排出削減に努めます。

当社グループでは、省エネルギー法や条例に対応した中長期的な省エネルギー対策を推進しています。

2014年度実績

アドバンテストでは、生産活動の効率化に取り組み、ムダの排除という視点で、省エネとコスト削減の両立を図っています。また、建物設備については、空調設備などの適正な運転管理と老朽化設備の省エネ型設備への更新、照明の適正化やLED化を推進しています。
2014年度の主な取り組みは、不用トランスの切り離しや空調設備の運転時間短縮、照明設備のLED化を行い年間約70MWh削減しました。

今後も引き続き、ムダの排除という視点で、省エネとコスト削減の両立を図り、CO2排出量の削減に取り組みます。

GHG排出量(スコープ1・2)

img_csr_2015_0085

集計対象:国内10拠点(関係会社含む)

「T6373」工期短縮の取り組み

群馬工場では、当社の主力製品である半導体テスト・システムを製造しています。
工程はセル生産方式(一つの場所で生産)を採用しており、お客さまの製品仕様に応じて、1台ごと架台にケーブルをつなぎ、中に基板を収め、電源を入れて、システム調整を行い、システムとして完成させています。
LCDドライバ・テスト・システム T6373では、データ取りの効率化や技術者の多能工化を推進し、システム調整の工期を最短で6日に短縮することで1台当たり約1,092kWhの生産電力が削減できました。

取り組みPICK UP (1):性能データ取得の効率化

システムの性能を確認する「データ取り」の工程を、夜間自動診断プログラムでデータを取得するように工面し、調整中のシステムが「常に動いている」状態にしました。また、データ取りは1ピンずつ行うため、チャンネル数が多い分、時間もかかります。そこで開発部門と協力し、当初18時間を要していたデータ取得を8時間で済むよう改善しました。

取り組みPICK UP (2):多能工化を推進 タブレット端末を導入

製造部門では、通常、メモリ・テスタ、SoC テスタなどの製品ごとの調整チームに分かれてシステム調整を行います。しかし、繁閑に応じて他チームのメンバーがすぐに応援に入れるよう、多能工化の推進を行いました。また、タブレット端末を利用した手順書を導入することで、常に最新の手順で効率的に作業を進めることができるようになりました。タブレット端末を利用した手順書は、メモリー/SoCの各テスト・システムにも水平展開し作業の効率化を図っています。

「T6373」のノウハウを後継機「T6391」へ

「T6373」の製造で得たノウハウを活かし、2015年度からは後継機「T6391」の工期短縮に取り組んでいきます。

生産電力

img_csr_2015_0086

T6373システム生産工期

img_csr_2015_0087

海外拠点におけるグリーン電力に関する取り組み

風力発電によるグリーン電力の購入

Advantest America, Inc. (AAI) は、再生可能エネルギーの活用に力を入れています。電力使用に伴う環境への影響を低減させるため、事業所で使用するエネルギーの100%相当分を風力発電によるグリーン電力で供給しています。

img_csr_2014_0037

登録証書

大規模太陽光発電パネルの設置

Advantest Korea Co., Ltd. (ATK) は、さまざまな環境活動を推進しています。
天安工場 (Cheonan factory) では、屋上に太陽光発電パネルを設置し、年間の発電電力量は約1,325MWhにのぼり、CO2排出削減に貢献しています。この他、廃棄物の細かな分別や、食堂の残飯を削減するために残さず食べることを奨励する「残飯Zero化運動」などの取り組みを進めています。

  • img_csr_2014_0038
  • img_csr_2014_0039

太陽光発電パネル