地球温暖化防止 地球温暖化防止

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基本方針

アドバンテストグループは、地球温暖化の抑制を企業の使命として、グリーン製品の提供や事業プロセスの革新により、温室効果ガスの排出削減に努めます。また、当社グループでは、省エネルギー法や条例に対応した中長期的な省エネルギー対策を推進しています。

自社CO2排出に関する2015年度実績

アドバンテストでは、生産活動の効率化に取り組み、ムダの排除という視点で、省エネとコスト削減の両立を図っています。また、建物設備については、空調設備などの適正な運転管理と老朽化設備の省エネ型設備への更新、照明の適正化やLED化を推進しています。
2015年度の年間電力使用量は、前年比で約2,600MWh減少しました。主な要因は次の通りです。事業所の統廃合により年間約1,280MWh減少、生産活動による電力が年間約960MWh減少、時間外労働時間の縮減や業務の効率化など、その他の取り組みにより年間約320MWh減少しました。また、空調設備の運転時間短縮、照明設備のLED化などの実施により年間約40MWhを削減しました。この結果、エネルギー原単位改善率*は、2012年度比で-4.3%となりました。

今後も引き続き、ムダの排除という視点で、省エネとコスト削減の両立を図り、CO2排出量の削減に取り組みます。

*エネルギー原単位改善率:省エネ機器の導入やエネルギー利用の高効率化などにより、国内事業所のエネルギー効率を年平均1%改善することを目標にしています。(基準年2012年度比で2017年 5%以上 2020年 7.73%以上)

エネルギー原単位改善率

集計対象:国内10拠点(関係会社含む)

GHG排出量(スコープ1・2)

集計対象:国内10拠点(関係会社含む)

製品輸送にともなうCO2排出量

アドバンテストは、輸送時の取り扱いや衝撃を考慮した製品梱包と輸送手段により製品輸送を行っています。2015年度の製品輸送によるCO2排出量は、169t-CO2でした。なお、CO2排出量の増加要因としては、仕向け先の変動による輸送距離の増加があげられます。引き続き、製品輸送に関するデータの把握を進め、CO2排出量の算定と改善に努めます。

主な取り組み 当社製品は、精密機器であるため、一般的な貨物用コンテナの使用や民生品との混載ができませんが、次のような取り組みを推進しています。
  • 製品梱包の最適化(コストダウン、サイズダウン)
  • 安全運転、省エネルギー運転の教育
  • アイドリングストップの励行
  • ハイブリッド車、低燃費車へのシフト
製品輸送にともなうCO2排出量の推移

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集計範囲:国内の製品輸送にかかわるCO2排出量
専用トラック便による顧客指定場所への輸送(工場、空港および港湾施設など)

通勤にともなうCO2排出量

アドバンテストでは、関係会社を含め国内約2,500名の85%が自家用車通勤をしています。2015年度の社員の通勤にともなうCO2排出量は、年間3,423 t-CO2でした。
引き続き、交通安全講習会などを通じて、不要なアイドリングストップの取り組みに努めていきます。

通勤にともなうCO2排出量の内訳

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活動量:従業員に対する通勤費支給額(移動手段別)、自家用車通勤に対しては通勤距離
 原単位:環境省・経済産業省「サプライチェーンを通じた組織の温室効果ガス排出等の算定のための排出原単位データベース(ver2.1)」 から引用

海外拠点におけるグリーン電力に関する取り組み

風力発電によるグリーン電力の購入

Advantest America, Inc. (AAI) は、再生可能エネルギーの活用に力を入れています。電力使用に伴う環境への影響を低減させるため、事業所で使用するエネルギーの100%相当分を風力発電によるグリーン電力で供給しています。

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登録証書

大規模太陽光発電パネルの設置

Advantest Korea Co., Ltd. (ATK) は、さまざまな環境活動を推進しています。
天安工場 (Cheonan factory) では、屋上に太陽光発電パネルを設置し、年間の発電電力量は約1,325MWhにのぼり、CO2排出削減に貢献しています。この他、廃棄物の細かな分別や、食堂の残飯を削減するために残さず食べることを奨励する「残飯Zero化運動」などの取り組みを進めています。

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太陽光発電パネル