資源循環 資源循環

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マテリアリティ「排水および廃棄物」へのアプローチ

アドバンテストでは、資源に関して3Rを推進し、循環型社会に貢献することが企業の社会的責任の一環であると考え、排水と廃棄物への取り組みを重要であると位置付けています。

担当部署 CSR・環境推進室
KPI 廃棄物リサイクル率
2018年度目標 資源循環リサイクルを促進し、国内拠点の廃棄物リサイクル率90%以上を維持する
2016年度実績 92%
バウンダリー(対象範囲) アドバンテストグループ(国内)
関連する方針 アドバンテストグループ環境方針
関連するコミットメント 廃棄物処理法
責任部署・部門 CSR・環境推進センタ、環境経営責任者
関連する苦情処理制度 (企業倫理ヘルプライン)
評価 良好

基本方針

アドバンテストグループは、循環型社会を目指し、3R(Reduce:発生抑制、Reuse:再使用、Recycle:再資源化)を推進します。
また、2009年度より継続している部品分別の取り組みを強化し、コンプライアンスを徹底したうえで、排出物の有価物化に努めるとともに、事業活動で排出される廃棄物を適正に管理・処理します。

廃棄物発生量/リサイクル率推移

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廃棄物集計データ範囲:アドバンテストグループ(日本国内)

2016年度廃棄物種類別内訳

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2016年度廃棄物処理別内訳

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PCB含有機器廃棄

アドバンテストでは、PCB(ポリ塩化ビフェニル)を含有する機器として、コンデンサ3台、蛍光灯/安定器、トランス5台を保有しておりましたが、そのうち低濃度PCBを含有するトランスを、2016年6月に、環境大臣認定無害化処理施設において、適正に処理いたしました。

また、2016年8月に、中間貯蔵・環境安全事業(株)(JESCO)へ、高濃度PCB含有蛍光灯/安定器(278.6㎏)の荷姿登録を完了しました。

今後は、中間貯蔵・環境安全事業(株)の連絡により、すでに登録済のコンデンサ3台と蛍光灯/安定器の処理をすすめます。

反社会的勢力排除に関する覚書を廃棄物処理業者と締結

東京都をはじめ各地方自治体が暴力団排除条例を制定し、同条例に基づき、各企業には「取引先が反社会的勢力と判明した場合には契約を解除できる」ことを書面で定める旨の努力義務が課されています。

また、経団連も、企業行動の総点検の要請という形で、反社会的勢力の排除の一つとして上記の書面を締結することを推奨しています。

アドバンテストグループでは、暴力団排除条例の遵守および経団連の推奨への遵守の観点から、取引しているすべての廃棄物処理委託業者と「取引先が反社会的勢力と判明した場合には契約を解除できる」旨の覚書を締結し、コンプライアンスを行使しています。

社員食堂のエコ・リサイクル

アドバンテスト群馬R&Dセンタでは、社員食堂で発生した残飯を活用したエコ・リサイクルを推進しています。社員食堂で発生した残飯は、コンポストに加工しています。コンポストは、事業所内の自社農園で有効利用するとともに、社員へ無償で配付しています。自社農園で採れた野菜は、社員食堂の食材に利用し、社員に提供しています。また、廃食用油は、リサイクル業者でバイオ・ディーゼル燃料に加工・再生されます。

エコ・リサイクル

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水資源の有効利用

アドバンテストにおける水資源の使用用途は、空調設備の運転や厨房用水、トイレ洗浄・飲料用水が大部分を占めています。主要事業所では、工業用水を有効利用しています。トイレの洗浄水の他、夏期の冷房効果を高めるため、屋上に設置したスプリンクラーによる散水に利用しています。(なお、当社排水量の約90%が生活系排水です。現時点で排水の再利用は実施していません。)

アドバンテストの開発、生産拠点は、群馬県、埼玉県に所在し、利根川から取水した水資源を利用しています。利根川の水資源を保全するため、源流となる群馬県草津町の国有林で、森林保全活動を実施しています。
引き続き、社員一人ひとりが節水に努めるのはもちろんのこと、水資源の有効利用に努めていきます。

用水使用量/排水量の推移

用水使用量/排水量の推移

用水使用量に対する利根川水系の占める割合

用水使用量に対する利根川水系の占める割合