地球温暖化防止 地球温暖化防止

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マテリアリティ「エネルギー」へのアプローチ

アドバンテストは、企業内外で多くのエネルギーを消費しながら事業活動を推進しています。地球環境のためにも、効率的なエネルギー利用は重要なCSR活動であると考えています。

担当部署 CSR・環境推進室
KPI エネルギー消費原単位改善率
2018年度目標

エネルギーの効率的な利用を推進し、国内事業所のエネルギー原単位改善率 年平均 1%を達成する(2012年度比-6%)

2016年度実績 -9.5%
バウンダリー(対象範囲) 日本国内のアドバンテスト単体
関連する方針 アドバンテストグループ環境方針
関連するコミットメント 省エネルギー法
責任部署・部門 CSR・環境推進センタ、環境経営責任者
関連する苦情処理制度 (企業倫理ヘルプライン)
評価 良好

マテリアリティ「大気への排出」へのアプローチ

アドバンテストは、グローバルな事業活動をする上で、地球規模で取り組むべき温室効果ガス削減への取り組みは不可欠であり、エネルギー効率化に伴う排出量削減に取り組むことは重要であると考えます。

担当部署 CSR・環境推進室
KPI GHG排出量(スコープ1・2)
2018年度目標 エネルギーの効率的な利用を推進し、国内事業所の温室効果ガス排出量の削減に努め、GHG排出量18,000t-CO2以下を目指す。
2016年度実績 18,225t-CO2
バウンダリー(対象範囲) 日本国内のアドバンテスト単体
関連する方針 アドバンテストグループ環境方針
関連するコミットメント 地球温暖化対策推進法
責任部署・部門 CSR・環境推進センタ、環境経営責任者
関連する苦情処理制度 (企業倫理ヘルプライン)
評価 良好

基本方針

アドバンテストグループは、地球温暖化の抑制を企業の使命として、グリーン製品の提供や事業プロセスの革新により、温室効果ガスの排出削減に努めます。また、当社グループでは、省エネルギー法や条例に対応した中長期的な省エネルギー対策を推進しています。

自社CO2排出に関する2016年度実績

アドバンテストでは、生産活動の効率化に取り組み、ムダの排除という視点で、省エネとコスト削減の両立を図っています。また、建物設備については、空調設備などの適正な運転管理と老朽化設備の省エネ型設備への更新、照明の適正化やLED化を推進しています。
2016年度年間電力使用量は、前年比で約560MWh増加しました。主な要因は次の通りです。事業所の統廃合により年間約800MWh減少したものの、生産活動増加に伴い生産工場で年間約640MWh、開発その他拠点で年間約720MWh増加しました。また、時間外労働時間の縮減や業務の効率化の実施、空調設備の運転時間短縮、老朽化設備の更新により年間約260MWhを削減、照明設備のLED化により年間約40MWhを削減しました。
この結果、エネルギー原単位改善率*は、2012年度比で-9.5%となりました。

今後も引き続き、ムダの排除という視点で、省エネとコスト削減の両立を図り、CO2排出量の削減に取り組みます。

2016年度の主な取り組み
  • 照明設備のLED化(全事業所で合計約1,400本)
  • 空調設備の運転時間の適正化(全事業所)
  • 高効率コンプレッサーへの更新(群馬工場)

*エネルギー原単位改善率:省エネ機器の導入やエネルギー利用の高効率化などにより、国内事業所のエネルギー効率を年平均1%改善することを目標にしています。(基準年2012年度比で2017年 5%以上 2020年 7.73%以上)

エネルギー原単位改善率

集計対象:国内8拠点(関係会社含む)

GHG排出量(スコープ1・2)

集計対象:国内8拠点(関係会社含む)

製品輸送にともなうCO2排出量(スコープ3その1)

アドバンテストは、輸送時の取り扱いや衝撃を考慮した製品梱包と輸送手段により製品輸送を行っています。2016年度の製品輸送によるCO2排出量は、178t-CO2でした。なお、CO2排出量の増加要因としては、仕向け先の変動による輸送距離の増加があげられます。引き続き、製品輸送に関するデータの把握を進め、CO2排出量の算定と改善に努めます。

主な取り組み 当社製品は、精密機器であるため、一般的な貨物用コンテナの使用や民生品との混載ができませんが、次のような取り組みを推進しています。
  • 製品梱包の最適化(コストダウン、サイズダウン)
  • 安全運転、省エネルギー運転の教育
  • アイドリングストップの励行
  • ハイブリッド車、低燃費車へのシフト
製品輸送にともなうCO2排出量の推移(スコープ3その1)

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集計範囲:国内の製品輸送にかかわるCO2排出量
専用トラック便による顧客指定場所への輸送(工場、空港および港湾施設など)

通勤にともなうCO2排出量(スコープ3その2)

アドバンテストでは、関係会社を含め国内約2,500名の85%が自家用車通勤をしています。
2016年度の社員の通勤にともなうCO2排出量は、年間3,495 t-CO2でした。
引き続き、交通安全講習会などを通じて、不要なアイドリングストップの取り組みに努めていきます。

※ 算出にあたっては環境省・経済産業省「サプライチェーンを通じた組織の温室効果ガス排出等の算定のための排出原単位データベース(ver2.1)」を使用。

通勤にともなうCO2排出量の推移

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社有車によるCO2排出量(スコープ3その3)

アドバンテストでは、関係会社を含め国内約100台の社有車を業務に使用しています。
2016年度の運行にともなうCO2排出量は、年間165 t-CO2でした。
なお、2016年度から一部対象外としていた社有車を含め、全社有車の集計としたため、その分が増加分となりました。

社有車によるCO2排出量の推移

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国内拠点における社員駐車場照明に太陽光パネルを使用する取り組み

群馬R&Dセンタでは、社員通勤用駐車場の夜間照明に太陽光パネルで発電した電力を使用するLED照明を使用しています。

海外拠点におけるグリーン電力に関する取り組み

風力発電によるグリーン電力の購入

Advantest America, Inc. (AAI) は、再生可能エネルギーの活用に力を入れています。電力使用に伴う環境への影響を低減させるため、事業所で使用するエネルギーの100%相当分を風力発電によるグリーン電力で供給しています。

  • グリーン電力購入量
    グリーン電力購入量
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    グリーン電力購入証明書

エネルギー消費削減の取組み

Advantest America, Inc. (AAI) は、サンノゼ市および地元の電力会社PG&Eから、エネルギー消費削減に対する感謝状をいただきました。サンノゼとPG&Eが主催するエネルギー消費削減プログラム「Step Up and Power Down」に参加して電力使用量の削減に努め、省エネルギー推進企業の模範になったことが大きく称えられました。

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感謝状

大規模太陽光発電パネルの設置

Advantest Korea Co., Ltd. (ATK) は、さまざまな環境活動を推進しています。
天安工場 (Cheonan factory) では、屋上に太陽光発電パネルを設置し、年間の発電電力量は約1,325MWhにのぼり、CO2排出削減に貢献しています。この他、廃棄物の細かな分別や、食堂の残飯を削減するために残さず食べることを奨励する「残飯Zero化運動」などの取り組みを進めています。

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太陽光発電パネル