ビオトープとバードピア ビオトープとバードピア

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ビオトープ

アドバンテストでは、自然との共生をテーマに、昔ながらの関東平野の田園風景の復元を目指し、研究開発拠点である群馬R&Dセンタに、国内企業では最大級のビオトープを創設しました。

池、沼地、小川を中心に、周辺の自然環境と調和した水生植物や樹林を植樹し、周辺環境とのネットワーク化を図り、昆虫や小鳥など多種多様な生き物が集まる空間に成長しました。

アドバンテスト・ビオトープは、社員が地球環境の大切さを学ぶ環境教育の場として、また、地域住民とのコミュニケーションの場として活用されています。

∗ ビオトープ(Biotope):ドイツ語で、生物を意味する「Bio」と、場所や地域を表わす「Tope」とを合成した言葉。

ビオトープ概要

所在地群馬県邑楽郡明和町大輪336-1 群馬R&Dセンタ敷地内
面 積17,000m2 (100m × 170m)
植 物
  • 高木:クヌギ、コナラ、カシなど30種類
  • 中木:ヤブツバキ、ネズミモチなど5種類
  • 低木:ヤマツツジ、アオキなど15種類
  • 水生植物:ヨシ、ガマ、セリ、ショウブなど10種類
  • 景観:池、せせらぎ、エコトーン*、草原、樹林で構成

∗ エコトーン:水辺、草地、樹林など、異なる環境の境界にある環境の推移帯

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ビオトープに生息している動物や植物

ビオトープに住むさまざまな動植物を、写真とともにご紹介しています。
(Flashコンテンツ)

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ビオトープのバーチャル体験

アドバンテスト・ビオトープの概要を、現地で撮影した映像とともにご紹介しています。
(Windows Media Player形式、3分22秒、6.4MB)

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ビオトープ装置

ビオトープ内には、さまざまな種類の生き物が生息できるよう、10カ所にビオトープ装置* を設置するとともに、利用状況を把握しています。

∗ ビオトープ装置:伐採木や石などを積み上げたもの

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1)伐採木ビオトープ装置

伐採木を積み上げた装置。表面は乾燥していますが、中が湿潤しているため、爬虫類や昆虫類などの生息場所や産卵場所として利用されます。

<確認された生き物>
爬虫類:ヘビ類(卵)、カナヘビ、など
昆虫類:コクワガタ(幼虫)、アカシマサシガメ、ナナホシテントウ(越冬)、など
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2)伐採竹ビオトープ装置

伐採竹の束を地表と地上に設置。竹の中や竹の束の隙間などで昆虫類が生息しています。

<確認された生き物>
昆虫類:コクロアナバチ、オオフタオビドロバチ、ヒゲジロハサミムシ、など

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3)石積みビオトープ装置

大・小の石を積み上げた装置。石の下や石の隙間に、昆虫類が生息しています。

<確認された生き物>
昆虫類:エンマコオロギ、ハラオカメコオロギ、ヨツボシゴミムシ、など
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4)砂礫ビオトープ装置

粒径の細かい砂地。砂礫の表面で昆虫類が生息しています。

<確認された生き物>
昆虫類:エンマコオロギ、フタモンホシカメムシ、アカアシマルガタゴモクムシ、など

安らぎの場の創出

ビオトープは、社員が自然環境の大切さを学ぶ教育の場として、また、自然と触れ合える安らぎの場として機能しています。昼休みには、数多くの社員がビオトープを散策したり、生き物や植物の観察をしたりする姿が見られます。さらに、社員を対象にビオトープについてのアンケート調査を実施し、調査結果を今後のビオトープ管理に活かしています。また、地域住民を招いてのイベント開催など、コミュニケーションの場として公開する機会を設けています。

 

群馬R&Dセンタを「バードピア」活動に登録

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2011年10月15日、アドバンテストは群馬R&Dセンタ(群馬県邑楽郡明和町)を、財団法人日本鳥類保護連盟が運営する「バードピア」活動に登録しました。

「バードピア」とは、野鳥(バード)と楽園、理想郷(ユートピア)を組み合わせた言葉で、鳥たちが棲みやすいように気配りをした緑の空間のことをいいます。人間と鳥たちの共存・共生を進めながら、自然と共に暮らすことの大切さを実感してもらうことが、「バードピア」活動の趣旨です。

群馬R&Dセンタには豊かな植栽と、約17,000m2の広さを有するビオトープが設けられています。敷地内には、環境省レッドリストで準絶滅危惧種に指定されているチュウサギをはじめ、多くの動植物が生息しています。冬になると50羽以上のカモがビオトープに姿を見せ、社員やビオトープを訪れる小学生・近隣住民の目を楽しませてくれます。

当社は、「バードピア」の維持管理を通じて、:

  1. 生物多様性の保全
  2. 二酸化炭素の吸収機能の確保
  3. 地域社会への貢献

を推進し、環境保全活動を展開していきます。

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    ビオトープ

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    ビオトープに生息するオオヨシキリ