アプリケーション 医薬品:結晶性

結晶多形

テラヘルツ分光は、製剤中の成分分析など種々の医薬品開発に応用されつつあります。テラヘルツ波領域は、結晶格子内における分子間相互作用に基づく吸収が現れる波長帯域であり、結晶形特有の指紋スペクトルが得られることから、新しい結晶多形の解析が可能となります。

 

テラヘルツ波による結晶多形の透過測定例 (∗1), (∗2)

化合物A (∗3) は、汎用分析法では判別困難な結晶多形 (Form A,Form B) を有します。テラヘルツ分光測定による結晶多形の分析法を適用し、医薬品として適切な結晶形を検討します。

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∗1 Y. Ikeda, E. Kato, K. Terada et al., Chem. Pharm. Bull., 58 (2010) 76.

∗2 池田, 加藤, 寺田 ほか, 日本薬剤学会第25年会講演要旨集, (2010) 201

∗3 武田薬品工業株式会社様 ご提供品

 

結晶化度

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非晶質100%インドメタシンの再結晶化を観察、約10日間でγ型結晶への変化を確認