公正な取引
調達に関する基本的な考え方(アドバンテスト調達方針/CSR調達方針)
アドバンテストは、CSR基本方針の中で、「取引先の尊重」を掲げ、取引先とのコミュニケーションを大切にしながら関係法令に基づく公正な取引関係を維持しています。また、お互いの価値観を共有することで、相互の発展を目指した協力的関係を築くことができるよう、取り組みを進めています。
公正な取引(CSR調達)を管理するための仕組み・体制
アドバンテストは、公正な取引を推進・管理するため、購買部門を牽制する部門を設置しており、CSRに関する取引先のアンケートを年1回実施し、四半期ごとに取引先のQCD* に関して評価を行っています。この結果を取引先にフィードバックし、当社とともに発展していく関係を築いています。
取引状況については、年2回の監査役監査を実施し、問題のないこと、一般的な商習慣を逸脱していないことを確認しています。また、年1回、外部機関による内部統制監査を実施し、2013年度も問題がないことを確認しました。
さらに、全発注残については、毎月末現在の状況を把握し、検収漏れがないことを管理するとともに、発注日より検収が長期にわたるものに関して、その理由と検収予定を明確にし、監査役に報告しています。
お取引先様との取引において、当社従業員等に行動規範、取引契約、法令等に違反する行為がある場合、またはその疑いがある場合、当社ホームページの "お問合せ窓口" を利用し、通報をお願いしています。
通報によって、当社が通報者および通報者の勤務する会社に不利益を与えることはありません。調査の結果、問題が認められた場合には当該行為を停止させ、再発防止策を講じています。
* QCD: 品質 (Quality)、価格 (Cost)、納期 (Delivery / Time) の頭文字をつなげた略語
公正な取引を実践するための教育
下請法セミナーの様子
アドバンテストは、2013年度、購買担当者以外に対しても、下請法セミナーを実施しました。
今後も、公正な取引を実践するための教育を継続的に行っていく予定です。
紛争鉱物への対応
アドバンテストは、米国金融規制改革法1502条(紛争鉱物条項)および、関連する規制へ対応するため、JEITA* の「責任ある鉱物調達検討会」へ参加し、業界団体と連携して紛争鉱物問題に取り組んでいます。
また、2013年、当社はサプライヤーに対して、EICC / GeSI の紛争鉱物報告テンプレートによる紛争鉱物の使用状況の調査を実施し、その結果を開示しています。
* JEITA: Japan Electronics and Information Technology Industries Association(一般社団法人 電子情報技術産業協会)
- 2013年度調査結果(Form SD 英文のみ、PDF: 77.7KB)
取引先との対話
新春懇談会の様子
アドバンテストでは、取引先との良好な関係構築のために、年1回、新春懇談会や、協力会・親睦会総会を開催し、当社の役員との意見交換の場としています。