株式会社アドバンテスト(本社:東京都千代田区 社長:吉田 芳明)は、無線データロガー「AirLogger™」シリーズの新ソリューションとして、遠隔モニタリングシステム「AirLogger™ Cloud Lite(エアーロガー クラウド ライト)」のサービスを開始します。これは、従来の無線温度ロガー「AirLogger™ WM1000」および無線データロガー「AirLogger™ WM2000シリーズ」の計測データを遠隔で制御しリアルタイムにモニタリングするものです。
「AirLogger™」は、小型の測定ユニットからUSB型のPC通信ユニットへ無線通信で、温度、電圧、ひずみなどの測定データを送信し、パソコンに表示/保存する無線データロガーです。従来困難であったタイヤ等の回転体や動体、遮閉空間などの測定において実力を発揮し、研究開発やものづくりの現場など、自動車産業をはじめ、さまざまなフィールドで活躍しています。
遠隔モニタリングシステム「AirLogger™ Cloud Lite」は、データを蓄積し表示するクラウド環境とWebアプリケーションの使用料に、独自開発の制御用ソフトウェアを搭載した専用ゲートウェイとモバイルルータのレンタル料をセットで提供する最長6ヶ月間の利用が可能なサービスです。
お客様は、お手持ちのAirLogger™のPC通信ユニットを専用ゲートウェイに差し込むだけで、すぐに遠隔モニタリングを開始できます。
「AirLogger™ Cloud Lite」のサービス開始により、遠隔モニタリングを検討されていたお客様、導入効果の不明確さから躊躇されていたお客様に、気軽にお使いいただけるようになります。計測範囲と運用方法を拡大したAirLogger™シリーズは、今まで以上に利便性を発揮します。
開発の背景
本サービスは、道路走行中の複数の車両の各種データを一元管理したい、生産現場の多数の設備の稼働状況を別室で監視したい、輸送時の温度環境を遠隔でモニタリングしたいなど、AirLogger™単体の通信距離ではカバーできない広範囲の使用要求にお応えしたものです。そして、自社サーバを利用したシステム構築や専用クラウド構築前に導入効果を検証したいニーズに対して、「レンタル」というかたちで遠隔モニタリングの環境を提供します。
製品の特長
- 遠隔コントロール機能
離れた場所に設置の測定ユニットに対し、測定条件の設定や計測の開始/停止指示を遠隔で操作可能。
- 遠隔モニタリング機能
測定データはクラウドに保存され、パソコンやスマートフォンからリアルタイムにモニタリングが可能。測定データの表示方法は、グラフ、アナログメータの2種類から選択。測定ユニットの電池残量、電波強度もリアルタイムに表示。
- 測定履歴の管理
過去の測定データも呼び出し可能。呼び出したデータは、グラフ表示のほか、CSVファイルでの保存にも対応。
製品ラインアップ
- 【NEW】AirLogger™ Cloud Lite初回 3ヶ月198,000円
- (最長6ヶ月利用可能*)継続 3ヶ月150,000円
構成内容
クラウドサーバ使用料、Webアプリケーション使用料、専用ゲートウェイレンタル料、ゲートウェイアプリケーション使用料、モバイルルータレンタル料
※AirLogger™本体(PC通信ユニット、各種測定ユニット)は含まれておりません。
*6ヶ月より長期の利用をご希望の場合は、お客様の自社サーバを利用したシステム構築を含め、カスタマイズのご相談に応じます。
対象製品
AirLogger™ WM1000 |
温度測定ユニット1個+PC通信ユニット |
1個 |
1式 150,000円 |
温度測定ユニット10個+PC通信ユニット |
1個 |
1式 400,000円 |
AirLogger™ WM2000シリーズ |
2ch温度/電圧測定ユニット |
1個 |
60,000円(複数個セットあり) |
7ch温度/電圧測定ユニット |
1個 |
150,000円(同上) |
ひずみ測定ユニット(120または350Ω) |
1個 |
50,000円(同上) |
測定ユニット共通 PC通信ユニット |
1個 |
50,000円 |
製品についての詳しい情報は、弊社ウェブサイトをご覧ください。
https://www.advantest.com/ja/products
/airlogger/cloud-lite/
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