EVA100

計測システム

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デバイスや制御ボードの特性評価、機能評価、量産性評価を強力にサポート

近年、注目されている安全で快適なスマート社会の実現をはじめ、さまざまな分野においてアナログ/センサICの役割が、とても重要になってきています。そして、デバイスにはこれまで以上に、より高い性能、精度、信頼性が求められており、アナログ信号のデータ処理、そして、デバイス制御のデジタル化など、ICレベルでもアナログとデジタルの融合が進んでいます。このため、デバイス開発やモジュール開発に携わるエンジニアにも、高いコーディング技術と複雑なシステムの操作技術が要求されています。

「EVA100」は、デバイスや制御ボードの評価作業に必要な計測機能(電源、VIソース、パターンジェネレータ、波形発生器、キャプチャ機能など)をコンパクトなボディ1台に搭載した複合型計測器です。複数の計測器を組み合わせて作り上げていた測定環境をこの1台で構築可能です。センサIC、アナログIC (*1)、ミクスドシグナルIC (*2)、デジタルIC (*3) など多くの電子デバイス、自動車向けECU (*4) を含む制御ボードの特性評価、機能評価、不良解析から量産現場まで、あらゆるシーンで “やりたいことがすぐできる” を実現します。そして、プログラミング言語を不要とした直感的な操作環境と優れた計測機能で、お客様の新製品の早期市場投入に貢献します。

(*1): DC-DCコンバータやVoltageレギュレータなどのIC群

(*2): ADコンバータやDAコンバータなどの機能をもつIC群

(*3): MCUおよび標準ロジックなどのIC群、DFT評価

(*4): Electronic Control Unit

Frequently Asked Questions

EVA100

EVA100についてのご質問
ハードウェアについてのご質問
ソフトウェアについてのご質問

 

EVA100についてのご質問

ログイン用ユーザ登録の仕方を教えてください。

弊社ホームページの上部にあります「登録」ページから、登録可能です。
必要事項を記入し、「Register」ボタンをクリックします。
登録いただきましたE-Mailアドレスにメールが届きますので「Confirm E-Mail」をクリックします。

EVA100について教えてください。

EVA100 (E-Model) は、エンジニアリング用のモデルになります。
お客様のPCに接続し、アナログ、ミクスドICなどのデバイス評価、モジュール試験などにお使いいただけます。

具体的な導入メリットはなんですか?

省スペース、計測自動化と再現性、短TAT、容易で直感的なGUI

  • 必要な機能を一つの小型の筐体にまとめているので、測定環境のセットアップが容易です。
  • マウス操作で、簡単に測定、同期、計測の自動化ができ、レポート作成を効率化できます。
  • 外部計測器と組み合わせた環境構築が可能で、様々な計測に対応できます。

EVA100を購入するにあたり、他に用意するものはありますか?

E-Modelでは、PC、PCIe アダプタ+ケーブルをお客様に用意していただきます。
P-Modelでは、オプション品を除いてお客様に用意していただくものはありません。

EVA100に興味があります。一度、試用してみたいのですが?

オンラインデモ、および弊社オフィスでお試しプログラム(デモ機のお貸し出し)をご用意しておりますので、弊社までお問い合わせください。

量産モデルはあるのでしょうか?

量産用に、P-Modelを用意しています。ハンドラやプローバなどの装置と接続(TTL/GP-IB)し、量産工場で使用いただけます。

量産にも活用できますか?

はい。量産用モデルとしてP-Modelがあります。
E-Modelで、評価、デバッグをしていただいた後、P-Modelですぐに量産することが可能ですので、製品開発を短期間で実現できます。

EVA100の量産モデル(P-Model)とエンジニアリング(E-Model)の違いを教えてください。

E-ModelとP-Modelでは、接続できるTesting Unitの最大数が異なります。
また、P-Modelでは、SEMI基準の安全対策が施されています。

トレーニングコースはありますか?

定期トレーニングコースはございませんが、ご要望によりトレーニングコースを開催しております。

アプリケーションの開発を依頼したいです。どこか紹介いただけませんか?

弊社担当営業に、お問い合わせください。ご相談内容により、適切なパートナー様をご紹介いたします。

EVA100は、生産性向上設備促進税制の対象機器でしょうか?

はい、今般、「EVA100」は経済産業省の生産性向上設備促進税制の対象機器となっております。証明書の発行については、弊社までお問い合わせください。

ハードウェアについてのご質問

推奨するPCのスペックを教えてください。

エンジニアリング用 (E-Model) で使用するPCの動作条件は以下の通りです。

CPU: 2.2GHz, 4core 以上
Memory: 8GB 以上
HDD/SSD: 128GB 以上
Display resolution: 1366×768 以上
I/O: ExpressCard×1(必須)
USB2.0×2, Ethernet×1 を推奨

E-ModelでデスクトップPCは使用可能ですか?

はい、対応しています。
その場合、PCIスロットに PCIe Host adapter "PCIe-8361" を増設していただきます。

システムの構成について教えてください。

使用用途に応じた最適な構成ラインナップを用意しています。
詳細は、弊社までお問い合わせください。

ファンの音はどれくらいですか?

本体ファンの騒音レベルは、60dB以下です。

オプション品はありますでしょうか?

より高精度な測定のご要求やECUなどのモジュール向けのモジュール、セットアップを容易にするためのコネクションキットなどご用意しています。詳細は、弊社までお問い合わせください。

電源の仕様について教えてください。

E-Modelでは、単相AC電源がご使用できます。電圧範囲は、100V~240Vで、周波数は50/60Hzに対応しています。
P-Modelでは、単相AC200V系がご使用できます。電圧範囲は、200V~240Vで、周波数は50/60Hzに対応しています。

校正について教えてください。

内部基準の校正実施後1年間、その確度を保証します。
システムの確度を維持するには、1年ごとに内部基準を校正することを推奨します。

モジュールを同期して動作させることはできますか?

はい。Hardware Sync機能で、各モジュールを同期して動作させることができます。
制御方法は、「EVA100 GUIリファレンス・マニュアル」を参照してください。

AVIのStackモードは、どんな場合に使用するのですか?

AVIのVS (Voltage Source) モードで各chの出力を直列接続することにより、電圧加算して出力するモードです。
1chでは印加電圧が不足している場合に使用します。例えば、マルチセルバッテリー監視用ICの評価/量産などに適しています。

MVIモジュールのパルス発生幅は、いくつですか?

MVIモジュールのパルス発生幅は消費電流により制限があります。
詳細は「EVA100性能諸元」を参照してください。

コントロールビットの使用方法を教えてください。

コントロールビットは64bit持っており、PB上のリレー等を制御するために使用できます。
制御方法は、「EVA100 GUIリファレンス・マニュアル」を参照してください。
コントロールビットの接続方法は「PB Design Guide」を参照してください。

12Vリレーを制御したいのですが、EVA100から直接制御できますか?

コントロールビットは耐圧5Vのため、直接制御できません。PB上にドライブ回路が必要です。
リレー駆動用電源 (12V/1A) が、PB上に出ていますのでご使用ください。

LFモジュールをシングルエンドで使用したいのですが、どうすればいいですか?

Posi-PosiGnd間、Nega-NegaGnd間をご使用ください。
推奨回路は「EVA100 PBデザイン・ガイド」を参照してください。

LFモジュール用のSB&Cについて詳細を教えてください。

アドバンテスト ホームページにある/EVA100/ダウンロードのStandard Board and Circuit欄を参照してください。

DMモジュールのLow jitter pin 1-5-9-13-17-21-25-29は何に使用するのですか?

本ピンは、jitterを低減しているピンです。必要とする性能により使い分けてください。詳細は「EVA100性能諸元」を参照してください。

外部計測器との接続は可能ですか?

はい、可能です。
接続する機器が、GPIBやUSB、LANなどのインターフェイスを持っていることが条件になります。

外部計測器との接続インタフェースはなんでしょうか?

GPIBの場合は、日本ナショナルインスツルメンツ株式会社製 GPIB-USB コントローラを使用し、制御用PCと計測器を接続します。
計測器の制御は、EVA100のソフトウエアから制御します。
計測器がUSB接続をサポートしている場合は、ユーザ関数等で制御することができます。

ソフトウェアについてのご質問

Windows 10 は対応していますか?

はい。Measurement Atelier R1.50以降からMicrosoft Windows10 Pro(64bit) をご使用いただけます。

Windows OSは別売品ですか?

P-Modelでは付属のPCにプリインストールされています。
E-ModelではWindows10 Pro(64bit) をインストールしたPCをご用意願います。

準備するPCに必要なソフトウエアを教えてください。

EVA100のMeasurement Atelier を動作させるためには、Windows10 Pro(64bit) をインストールしたPCに、Java Development Kit 64bit Version 8をインストールする必要があります。

動作するJavaのバージョンを教えてください。

R1.20未満ではJDK (Java Development Kit) 7です。R1.20からJDK 8になります。

プログラム環境を教えてください。

テストシーケンス開発では、プログラム言語を使用しません。
GUI上で、設定や測定イベントを登録してテストシーケンスを作成していきます。

異なるMeasurement Atelierのレビジョンで作成したプロジェクトファイルは動作しますか?

古いレビジョンのMeasurement Atelierで作成したプロジェクトファイルは、新しいレビジョンのMeasurement Atelierで使用可能です。
ただし、新しいレビジョンのプロジェクトファイルは古いレビジョンでは使用できません。

バッチファイルからプロジェクトファイルをロードできますか?

はい。GUIを使わずにEVA100を操作できるコマンドateliercmd をつかってロードできます。
詳細はマニュアル「EVA100 GUIリファレンス・マニュアル」の「プロジェクト・ファイルをロードする (-load) 」を参照してください。

Atelier Editorでモジュール構成を変更するにはどうしたらよいですか?

%USERPROFILE%\MeasurementAtelier\SystemConfig\SystemConfig.csv を編集してください。
詳細はマニュアル「EVA100 GUIリファレンス・マニュアル」の「システム構成の設定」を参照してください。

測定結果の良否判定はできますか?

はい、測定結果や演算結果などを、基準値内かどうかを判定し、良否判定することができます。

測定値に対して、演算したいのですが?

シーケンス上で、演算用のイベントを使用します。具体的には、FUNC(ユーザ関数)あるいは、SET VARIAVLEというイベントになります。SET VARIABLEイベントの詳細は「EVA100 GUIリファレンス・マニュアル」の「SET VARIABLE」を参照してください。
ユーザ関数は、「EVA100 ユーザ関数 デザイン・ガイド」を参照ください。たとえば、配列変数などの演算、アナログ特性(例THD、SNR、EFFIなど)の演算には、関数をご用意いただくことを推奨いたします。

測定結果をログファイルに保存はできますか?

判定結果は、コンソールに出力され、内容をファイルに保存することができます。
さらに、測定結果とシーケンスの詳細(テスト条件、シーケンス)やシステム情報などをレポートとして保存することが可能です。

Sequence内でループを設定するにはどうしたらよいですか?

マニュアル「EVA100 GUIリファレンス・マニュアル」の「ループの設定」を参照してください。

実機なしでテストシーケンス開発できる(プログラム作成)環境はありますか?

はい。実機なしで使用可能な "EVA100 Atelier Editor" をご用意していますので、別途ご購入ください。

ユーザ関数の作り方がわかりません。

マニュアル「EVA100 ユーザ関数 デザイン・ガイド」の「ユーザ関数を作成する」を参照してください。

ユーザ関数(Java)のコード例はありますか?

はい。Javaのサンプルはこちらを参考にしてください。(要ログイン)

ユーザ関数から外部のDLLを呼び出すことはできますか?

はい。マニュアル「EVA100 ユーザ関数 デザイン・ガイド」の「DLLの呼び出し」を参照してください。

ユーザ関数で外部ファイルにアクセスするにはどうすればよいですか?

マニュアル「EVA100 ユーザ関数 デザイン・ガイド」の「ファイル出力」を参照してください。

ユーザ関数のソースファイルはどこにありますか?

公開している関数については、アドバンテストホームページからダウンロードできます。

DMはどんな情報をキャプチャできますか?

サイクル毎のPass/Failやフェイルカウントなどがキャプチャできます。
詳細はマニュアル「EVA100 GUIリファレンス・マニュアル」の「出力ファイル・フォーマット (4), (5), (6)」を参照してください。

STILやWGLからEVA100のパターンファイルに変換できますか?

はい。オプション・ソフトウエアの「STIL Reader Plus For EVA100」を使用し変換できます。

波形(AWG)ファイルはどのようなフォーマットですか?

マニュアル「EVA100 GUIリファレンス・マニュアル」の「波形定義ファイル」を参照してください。

プロジェクトファイルのパス名に "#" が入っている場合、保存ができません。

EVA100の仕様です。"#" を含まないパス名を指定してください。

OpenJDKをインストールするにはどうすればよいですか?

「ソフトウェア インストレーション マニュアル」を参照してください。

ライセンス申請で必要となるPCのMAC addressを調べるにはどうすればよいですか?

コマンドプロンプトで以下のコマンドを実行してください。1行目に表示されたアドレスで申請ください。

>getmac /nh

「ATFLEX Server R1.00」の「スタートアップの種類」が”自動(遅延開始)”の設定になっていますが、"自動"に変更しても問題ないでしょうか?

通常は問題はありませんが、稀にサーバ起動時の高負荷状態では、ライセンスサーバの起動が失敗することが考えられます。この場合は手動でライセンスサーバを起動してください。起動方法は「ATFLEX Package インストレーション・マニュアル」を参照してください。

オプションソフト起動時に "Cannot connect to license server system, ... (Error Code:001-999-009)" というエラーダイアログが表示されます。

以下の原因が考えられます。

(1)
ライセンスサーバにアクセスできない。または、ライセンスサーバソフトウエア「ATFLEX」が起動していない。
ネットワーク接続の確認する。
ライセンスサーバソフトウエアが起動しているか確認する。
(2)
使用済みのライセンス数が登録した数に達している、または、ライセンスの有効期限が切れている。
(3)
対象のライセンスが登録されていない。
=>購入済みのライセンスを登録してください。

詳細は、「ATFLEX Package インストレーション・マニュアル」を参照してください。