環境貢献への取り組み

環境情報開示の基本方針

アドバンテストグループでは、各種報告書やホームページ、展示会などを通じて、環境負荷や環境活動に関わる情報を開示しています。
私たちは、企業として誠実にそして継続的に発展するために、環境に関わる情報をステークホルダーと共有し、環境経営に反映させることが重要と考えています。
また、さまざまな環境貢献活動を行い、地域とのコミュニケーションにも努めています。

環境コンプライアンス件数

  2018年度 2019年度 2020年度 2021年度 2022年度
利害関係者からの苦情 0件 0件 0件 0件 0件
環境関連の重大な法令違反 0件 0件 0件 0件 0件

*集計範囲:アドバンテストグループ

環境貢献活動

環境貢献活動を通じて、さまざまなステークホルダーとのコミュニケーションに努めています。

食の循環

アドバンテスト 群馬R&Dセンタ敷地内の自社農園
アドバンテスト 群馬R&Dセンタ敷地内の自社農園

群馬R&Dセンタ敷地内の自社農園

アドバンテスト群馬R&Dセンタでは、2020年9月に生ごみ処理機を刷新し、群馬・埼玉地区の3事業所の社員食堂から排出される生ごみを堆肥化して食の循環に取り組んでいます。
生ごみは処理後にコンポストに生まれ変わり、希望する従業員に無償で配布するほか、熟成後には、群馬R&Dセンタ敷地内の約2,000㎡の自社農園での野菜作りに活用されます。自社農園ではアドバンテストグリーンの従業員が、四季を通じて無農薬野菜を栽培し、収穫した野菜はアドバンファシリティズが運営する社員食堂の食材として利用され、従業員にも販売しています。

アドバンテストは関係会社と協力しながら、従業員の健康づくりを推進するとともに、食品廃棄物の削減と食の循環を実現しています。

食の循環

社員食堂(アドバンファシリティズ)→生ごみ→生ごみ処理機→有機肥料(従業員へ提供)→自社農園(アドバンテストグリーン)→野菜(従業員へ販売)

MSC/ASC 認証のサステナブル・シーフード提供

アドバンテストは、2021年2月、アドバンファシリティズ事務所、群馬R&Dセンタ、群馬工場、埼玉R&Dセンタの4拠点において、MSC/ASCの持続可能な水産物の取扱いに向けてMSC/ASC CoC認証の取得事業者のグループに加わりました。

現在、群馬および埼玉の合計3事業所の社員食堂で、サステナブル・シーフードを使ったメニューを定期的に提供し、水産資源の持続可能性に貢献しています。2022年度は、のべ1,462名の従業員がサステナブル・シーフードを食しました。社員食堂でサステナブル・シーフードを知ることにより、従業員が日常生活の中でもスーパーでMSC・ASC認証ラベルのついた水産物を購入するなど、SDGsを意識した選択につながっています。

  • サステナブル・シーフードメニュー サステナブル・シーフードメニュー

    サステナブル・シーフードメニューの一例

  • ASC-C-02276

    ASC-C-02276-075

    MSC-C-57334

    MSC-C-57334-075

赤城山国有林「アドバンテスト令和の森」で森林保全活動

アドバンテスト令和の森 ネット張りの様子

ネット張りの様子

アドバンテストは、2007年から毎年、森林保全活動を実施しています。当社は群馬県及び埼玉県に研究開発/生産拠点を有しており、それらの拠点では利根川から取水した水資源を利用しています。このことから、利根川の源流となる群馬県の国有林で保全活動を行い、利根川の水資源保全に貢献しています。
2019年には、赤城山に当社活動エリアを設ける協定を群馬森林管理署と締結し、当社活動エリアを「アドバンテスト令和の森」と名付けました。保全活動では、森全体に光が取り込まれるようにのこぎりで不要な枝を切り落とす枝打ちや、鹿に木の皮を食べられないように木々にネットを張る対策を行いました。2022年度は新型コロナウイルス感染症の影響に伴い中止となりました。

環境影響度評価

アドバンテストは、条例や公害防止協定に基づき、事業所の排水など環境基準の評価を実施し、事業所周辺の環境保全に努めています。
また、事業所内では、植栽管理やビオトープの育成を行い、生物多様性に配慮しています。